書きため場所

良いと思った音楽、ゲーム、マンガについて感想を書く。どーせ誰も見てないだろの精神で、書きたいことを書きます。

はじめに

買った音楽、漫画に対して思ったことを適当に書きます。どーせ誰も見てないだろの精神で書きたいこと書きます。

楽器経験皆無なのでうまいへたとかよくわかんないです。

あくまで私が感じたことを書くように心掛けます。

 

というわけで、ド素人の感想文になるかと思いますが

もし新たな音楽・漫画とのよき出会いにつながれば幸いです。

 

 

 

 

heliotorope   大丈夫、君なら。

heliotoropeのファーストアルバム。

ピアノ女性ヴォーカル ベース ドラムの3人編成。

メンバー全員の音楽のルーツはハードコアらしい。が、きれいなピアノの音色に繊細なヴォーカル。そんなことは全く感じさせない落ち着いた音楽をやっている。

 

このアルバムの購入の決め手は、最後の曲「大きな文字が降ってきて」のMVがとても良くて、それにひかれて買ったんだけど・・・

 アルバムを聴いてみてびっくり。1曲目に度肝を抜かされた。本当に素晴らしい。

ほかの曲がいまいちとか、そんなことはないんだけど、個人的に、1曲目が飛びぬけすぎている。

 

目まぐるしい静と動の緩急。緊張感。徐々に盛り上がるバンドアンサンブル。そこから、張り詰めた感情を爆発させるようなサビへつながる・・・。この、すべてがサビの爆発に向けられたような完璧な流れが最高。

これから先の人生、女性voのピアノの曲でこのheliotoropeのツミキ以上の曲に出会える気がしない・・・そんなことまで思ってしまうほど。

あんまりハードル上げ過ぎてもあれなので・・・無心で、爆音で聴いてみてほしいです。

 

ちなみに、メンバー全員、別のバンドにも所属している。

vo は jocho。ベースはSZKN(静かに潜む日々)。ドラムはMynameis・・・。

メンバー各々のバンドもかっこいいっす。

 

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1. ツミキ
2. あさくら
3. Don't wake her up
4. 春
5. 失敗の味
6. さようなら
7. 栞
8. 家族の声
9. 大きな文字が降ってきて

 

ヒトリエ ルームシック・ガールズエスケープ

ヒトリエの傑作ファーストアルバム。ルームシック・ガールズエスケープ。

ヒトリエボーカロイド楽曲で有名なwowakaさんをリーダーとしたバンド。

ギターヴォーカルがwowakaさん。あとドラム、ギター、ベースの編成で、当時ニコニコ動画の演奏してみた系の有名な方たちで構成されていたはず…。

 

楽器編成はごく一般的であるが、このアルバムにはwowakaさんにしか作ることのできないでだろう新しいロックミュージックか7曲収められている。

新しいのにキャッチーでカッコいいギターリフと、どことなくボカロ曲っぽさを思わせる、早口な歌メロが特徴的か。

 

ベース、ドラム、ギターのアンサンブルをぶちかますSisterJudy。

疾走感あふれるギターリフで最後まで駆けてくモンタージュガール。

キレのあるリズムがかっこいい、ダンサブルな るらるら。

 

個人的な感想ですが、これは傑作だ。これ以降のヒトリエの曲も好きだけど

このアルバムを聴いたときの衝撃は特別なものだった。

ここまで素晴らしいと感じさせてくれるものとはなかなか出会えない。

 

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1.SisterJudy
2.モンタージュガール
3.アレとコレと、女の子
4.るらるら
5.サブリミナル・ワンステップ
6.カラノワレモノ
7.泡色の街

 

ザ・なつやすみバンド パラード

ずっと夏休みだったらいいのに。という願いが込められた、ザ・なつやすみバンド。パラードはセカンドフルアルバム。

ザ・なつやすみバンド、メンバーは四人。

キーボード・ヴォーカル、ベース、ドラム、

そして、他ではなかなか見られない、スティールパン・トランペット担当。

スティールパンは音階のある打楽器らしい。南国っぽい音がでます。弦楽器も多用され、いろんな楽器が使用されてます。

 

ザ・なつやすみバンドはヴォーカルのメロディーラインがすごく良いです。

キャッチーありながら、次に来るメロディを予想しながら聴くと絶対にその通りにならないのが面白い。

また独特な展開の曲が多く、唐突に加速したり、曲の終わりだけ全く違うメロディになったり。この辺がザ・なつやすみバンドならではなのかなーと思う。

 

パラードと、ラプソディー、はこのアルバムの中でも結構お気に入り。組曲のように目まぐるしく変わる曲展開。パラードは、スティールパンのみずみずしい音をバックに、唐突にはじまる疾走メロディーが良いです。 

ラプソディーは最後、サックスで煽られながら加速していくメロディーが聴いていてとても気持ちがいい。

 

ザ なつやすみバンドは、ずっと夏休みであれ。聴いた人が現実逃避ができるようなバンドでありたい、という願いをこめてつけたらしい。

s.s.w スーパーサマーウィークエンド の最後の歌詞なんて、まさにその願いそのもの。

 

サボりたい気持ちを何処かへ追いやって、真面目に頑張ることが当たり前な毎日ですが、ザ なつやすみバンドを聴きながらゆるく現実逃避するのも良いかも知んないです。

 

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1. SEASONS
2. パラード
3. (春)はどこへいった?
4. めくらまし!
5. ユリイカ
6. S.S.W (スーパーサマーウィークエンダー) ~Sweet Suburbia Mix~
7. かぜまちライン
8. ラプソディー
9. 鳥は舞いおりた
10. 波
11. ファンファーレ

 

kuruucrew  battle disco

kuruucrewは日本のカオティック・ハードコア・バンド。ギター、ベース、サックス兼エレクトロニカ、ドラムの4人組。このファーストアルバムbattle discoはジャケットの印象そのままの混沌とした音楽が収録されている。

 

全曲ヴォーカルなし。メロディは皆無。ノイズみたいなギターと混沌としたサックスの音をバックに、爆音のベースがフレーズを反復、それをドラムが強靭なリズムで支える。

 

正直ノイズミュージック的な音楽はあまり得意でない、途中で飽きてしまうから。ましてやこのアルバムはほとんど5分越え。・・・だけどkuruucrewは飽きずに聴けてしまう。気が付けばベースの音に合わせて首を振って、フレーズの終わりにくるドラムの連打を待っている、それで、気が付けば曲が終わっている。

 

こういうのがグルーブっていうんだろうか。このアルバム、battele discoの名前の通りめちゃくちゃノれるのである。激しい音楽が好きな方、ぜひ爆音で聴いてみてほしい。

 

バンド名は「狂うクルー」→「kruucrew」に変更されている。

このアルバム出した時は、たぶん狂うクルーの名前。

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1. mon
2. 6/4
3. spiritual breakdown
4. nakano
5. nagumo

 

 

四人囃子 一触即発

四人囃子は日本のプログレッシブロックバンド。バンドの結成が1971年、このアルバムは1974年の作品らしく、もう少しで50周年。かなり昔のバンド。当時の演歌や歌謡曲がメインの音楽シーンで本格的なプログレを演奏しており、日本のプログレの先駆的なバンドらしい。四人囃子独特のノスタルジーな世界観のある曲たちは、今聴いても面白いしかっこいい。

 

バンドはギターヴォーカル、ベース、ドラム、キーボードの編成。哀愁ただようメロディーは、ヴォーカルの声と歌詞と相まって、ノスタルジックな雰囲気を作り出している。個人的にはなんとなく初期のフジファブリックに近いような感じがするので、フジファブリックが好きな人は合うかも。この2バンドで2manもしてたし。

 

ギターの森園さんのソロがかっこいい。「空と雲」や「おまつり」ではメロウな音色のおしゃれなソロもあり。アルバムタイトル曲、「一触即発」のイントロとアウトロでは激しい熱いソロを聴かせてくれる。感情込めたチョーキング?が熱い。かっこいい。

 

メンバーチェンジや活動休止を挟んで、その後再結成。2020年現在はライブも計画されていたようで、精力的に活動しているようだ。バンド結成時たしか20歳くらいだったから最初期のメンバーは70歳近いのか・・・。パワフルだ。

 

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1. [hʌmǽbeθ]
2. 空と雲
3. おまつり(やっぱりおまつりのある街に行ったら泣いてしまった)
4. 一触即発
5. ピンポン玉の嘆き

 

 

雑魚猫タワー  一隅にてEP

雑魚猫タワーは女性Voの四人組バンド。

「一隅にて」は雑魚猫タワーのサードminiアルバムになる。浮遊感、透明感あるサウンドで儚く消え入りそうな女性ボーカルが歌う。シューゲイザー、ポストロックっぽさもあるオルタナティブロックバンド。

 

浮遊感、透明感ある楽曲が多いこのアルバムで、なぜか、一曲だけどこまでも陰鬱な重い曲が収録されている。異彩を放っているのは3曲目、「ベルトコンベアに乗って」。鬱々とした重いギターで始まるこの曲は、社会の歯車となって、鬱屈とした日々をただただ送る人生をストレートな歌詞で歌っている。ヴォーカルの儚く消え入りそうな歌い方は他の曲と変わらずだが、重苦しいバックの演奏、どす黒い歌詞と相まって狂気を感じる。

「ベルトコンベアに乗って日々が始まる」

「だんだん途切れてしまう、どうして生きていたいのかわからなくなって、あぁ、なんもわかんなくなって、思考停止・・・」

うーん・・・暗い。けどここまでストレートな歌詞でもそこまでいやらしさを感じなかった。淡々と感情をこめずに歌ってることや、ほかの曲は真逆のイメージだからかな・・・。激しい曲ではないけど、強烈な感情をたたきつけたハードコアみたいな曲だと思った。

バンドは解散。雑魚猫タワーのメンバー含む「ソマリ」という名前のバンドを結成し活動中。

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1. 踊るように倒れそうに
2. おわりの予感
3. ベルトコンベアに乗って
4. 杳として
5. 水中遊泳

 

ソマリ

http://somali-web.com/discography.html

 

 

demetori 如臨深遠 ~雨縒煙柳~

demetoriの3作目。ソロのフルアルバムだと初。

「しんえんにのぞむがごとし」と読むらしい・・・

 

demetoriは主に東方シリーズのゲーム音楽のアレンジをしている同人音楽サークル。

徳南さん(gr)と九宝寺さんの二人組。超絶馬鹿テクで東方のメタル、プログレアレンジをやっているお方。

 

demetoriの作品の中でもこのアルバムは異色なんじゃないか。

demetorはメタル色が強いアルバムを作成しているんだけど、この初のフルアルバムは、ド直球のメタルアレンジではなく、エモーショナルなギター + ジャズ?フュージョン?系アレンジがメイン。これがかっこいい。

 

特に、メロトロンをバックに、ピアノで演奏される、幻想的な「さくらさくら」から紅楼 ~ Eastern Dreamへの流れは最高。

 

最後の「紅楼 ~ Eastern Dream」は10分ほどの大曲。

繰り返しのない頻繁な曲展開で10分全然余裕で聴けるし、徐々に激しくなっていく演奏で、曲の終わりの感情丸出しのギターソロがエモい・・かっこいい・・・

  

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01. 幻視の夜 ~ Ghostly Eyes
02. 優雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life
03. 風の循環 ~ Wind Tour
04. 無何有の郷 ~ Deep Mountain
05. 東の国の眠らない夜
06. メイドと血の懐中時計
07. さくらさくら ~ Japanize Dream
08. 紅楼 ~ Eastern Dream
09. 紅楼 ~ Eastern Dream (Acoustic Demo)