水中図鑑 198X
水中図鑑は男女混合の5人組みのバンド。
ネットで調べると、オルタナティブロックって書いてあるんだけども、聴いてみると、シューゲイザーとかポストロック、プログレっぽさも感じる。
それでいて、なんとヴォーカルは合唱?っぽいという・・・不思議なバンド。
いろんなジャンルが混じったような奇抜な音楽と感じるかもしれないけど、水中図鑑の曲はどこか懐かしい、和のテイストを感じる曲で誰でも耳になじむんじゃないだろうか。
198Xは水中図鑑の初のフルアルバムでバンドの総まとめ的な作品だとか。
で、このアルバム、全編通してほんと素晴らしい。特に1~4曲目の流れは圧巻。
正直、アルバム通して素晴らしいと感じる作品は自分にとっては稀で、
和を感じるどこか懐かしいメロディーと、予想を裏切る曲展開、なんだか「水」を感じさせるギターの音色 、とても新鮮で 初めて聴いたときは耳が幸せだった。
抜群にうまい歌唱で聴かせるわけではないし、超絶バカテクで魅せるような曲ではない。けど、このバンドメンバーでできる、最大限の創意工夫と抜群のセンスで、このバンドでしか作れない傑作を作ったんだなーと、勝手に感じしまうほど好きで、買って、数年たった今も頻繁に聞く大好きなアルバムです。
01. ハート
02. 17
03. りぼん
04. 櫻の園
05. soyo soyo kaze and a band
06. 自転車
07. 裸足になって、風吹いて
08. シーン
09. 花火
10. 金魚